はじめに
本マニュアルは、中央競馬(JRA)で施行されているレースにおいて、どうすれば馬券で儲けることができるかをできるだけ論理的に説明しています。
やや難しい表現もあるかとは思いますが、飛ばさずにじっくりと読んで下さい。
現在Googleで「競馬必勝法」というフレーズで検索すると、 約 212,000 件ものサイトがヒットします。
それだけ需要があることを意味し、またそれについて論じる人間も数多く存在しているということです。
しかし、このマニュアルをご覧いただいているということは、おそらく今までその中で本物がひとつも見つからなかったということなのでしょう。
しかし、それも当然なことです。
なぜなら良くご存じの事柄とは思いますが、馬券は売上から 20% or 25% が控除されており、単純に考えて、あなたの馬券力が馬券購入者全体の平均に位置するなら、
馬券を買うたびに20%もしくは25%分のマイナスが計上されていくからです。
だから資金を何分割させようと通常の馬券術では、資金は減り続け結局は0になってしまうのは当然のことなのです。
「高額馬券を当ててJRAから巨額資金を引き下ろせ」や「当て続けてJRAをぶっつぶせ」等の勇ましいキャッチコピーで煽る阿保な競馬情報会社もありますが、売上から確実に控除額を差し引いて配当するだけのJRAにとっては誰がどれだけ当たろうが知っちゃことないですし、JRAの収支には一銭たりとも関係しません。
むしろ馬券売上に協力することに繋がりますので、引いてはJRAをより潤す行為になります。
もし本気でJRAを潰すつもりなら、こんな高額の控除率の馬券など買ってはいけないと煽り、馬券売上を限りなく0にした場合だけです。
そうなった場合、控除額で賄われる入賞馬に払われる高額賞金や巨大な施設管理費や莫大な人経費等の原資がなくなり競馬を施行できなくなります。
そして競馬自体がこの国では消滅するでしょう。
(地方競馬の相次ぐ廃止撤廃を見れば売り上げ減少で競馬主催者が被る負債は理解できるでしょう)
もしくは、イギリスの様に日本でもブックメーカーが合法とされたなら、控除額を大幅に下げることでJRAの馬券売上の大半をさらうことが可能で、上記と同じくJRAに大打撃を与えることができるでしょう。
まあ、そうならないように日本国ではノミ行為を厳格に法律で禁止することで、ブックメーカーも完全な違法行為とみなされています。
だから、JRAの馬券売上は競合関係での馬券売上低下に脅かされることなく、その聖域は強固に守られています。
ですから、JRAの施行するレースの馬券はいくら高額控除された馬券であろうと、JRAの馬券売り場から買うしか仕方がなく、この馬券で儲ける為には少なくとも控除額を上回る馬券力をもって対応するしかないのです。
そしてその馬券力はJRAに対して向けられるものではなく、馬券購入参加者全体に対しての優位性を持って超えなければならないということなのです。
この事実を間違ってはいけません。
馬券で正しく儲けるということは、馬券購入参加者全体の中で20分の1の馬券上位者になるということなのです。
決してJRAに立ち向かうことではないのです。
それを踏まえて本書は現在のJRAの馬券購入参加者の傾向を導き出し、控除を超える為のデータを解析することで必勝法の実現を試みています。
数学的解釈により正当性を説明している箇所もあり、やや難解に感じられる文面もあるかも知れませんが、どうぞ最後までじっくりとお読みください。
そうすれば今までとは全く違う競馬観で馬券を購入し、儲かる馬券術をきっと実感して頂けるようになることと思います。