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重賞分析官の記録 毎日王冠2026

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今週は毎日王冠

今週末に平地のG1は無い。
日曜の東京と京都でG2が2つ。毎日王冠と京都大賞典である。
毎日王冠を採る。天皇賞・秋へ直結する一戦だからだ。

私の仕事は、勝つ馬を当てることではない。
来ない馬を落とすことである。残ったものが答えになる。

使うのは過去10年、2016年から2025年までの毎日王冠、延べ118頭。
10年すべて東京芝1800で行われている。条件が一度も変わっていないので、10年をまるごと使える。

同じレースは、同じ馬を呼ぶ

私の前提は一つだけである。

過去の同一重賞で、好走馬が一度も届かなかった水準にいる馬は、今年も届かない。

だから過去の三着以内馬を集めて、その分布の悪い側に線を引く。
線を下回った馬を切る。それだけの作業だ。

条件が変わったレースは、変わった年より前を使わない。
競馬場が替わっても距離が同じなら使う。京都の改修で阪神や中京に回った3年も、距離が同じなら同じレースとして扱う。
毎日王冠にはその断絶が無い。10年が地続きである。

毎日王冠の5つの篩

過去10年の三着以内馬は30頭。この30頭から引いた線が表1である。

表1 毎日王冠の篩(過去10年・3着以内30頭から)
見るもの 切る条件
人気 6番人気より下
能力の数字 65.3を下回る
騎手の前年勝率 7.3%を下回る
厩舎の数字 過去の好走馬の下から3頭目の水準を下回る
追い切りの数字 同じ

線はいずれも、好走馬30頭のうち悪い側から3頭目あたりに置いてある。
30頭中27頭が満たしていた水準、という意味だ。
一つでも下回れば切る。

厩舎の数字と追い切りの数字は、増減で表す指数である。単体の数値を並べても読み手には何も伝わらないので、ここでは水準としてだけ書く。

人気 ~6番人気より下は、10年来ていない~

篩の1段目は人気である。表2を見てほしい。

表2 人気別の成績(延べ118頭)
人気 出走 1着 3着以内 複勝率(%)
1番人気 10 7 9 90
2番人気 10 0 4 40
3番人気 10 1 5 50
4~5番人気 20 2 10 50
6~8番人気 30 0 1 3
9番人気以下 38 0 1 3

1番人気は10頭で7勝、複勝率9割。
そして6番人気以下は、延べ68頭で0勝。三着以内に入ったのは2頭だけである。
2016年三着ヒストリカル(11番人気)と、2018年三着キセキ(6番人気)。

だから6番人気より下を切る。
これは「人気のある馬が強い」という話ではない。10年間、そこから来ていないという事実である。

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