結論 このレースは買う
今週の東京は京王杯2歳ステークス。11月7日の土曜、東京の芝1400。G2。第62回。俺が印を打つ範囲のレースだ。
先に書いておく。今回は使う数字を絞った。人気、枠、馬番、間隔、前走の格、前走の着順、前走の距離、前走の4角通過順、このレースの4角通過順、騎手、配当。どれもJRAが発表しているものだけである。
結論から言う。このレースは2つの条件で足りる。
1つ。10月に走ってきた馬を捨てる。前走からの間隔が35日以下だった57頭は、過去10年で1勝しかしていない。
2つ。前走が未勝利戦か1勝クラスだった馬を捨てる。この50頭は0勝である。
この2つを重ねると、延べ134頭が58頭になる。そこに10年の勝ち馬10頭のうち9頭が入る。1年あたり5.8頭。18頭立てのうち6頭だけ見れば済むレースだ。
ただし去年、この型は崩れた。そこも後で正直に書く。
10年の形 上は固い。だが下が抜ける
まず全体を見る。2016年から2025年の10回。すべて東京の芝1400、G2、2歳。場替わりも距離変更も無い。延べ134頭。取消・競走中止はゼロ。三着内は30頭である。
表1 過去10年の勝ち馬(東京芝1400・G2)
| 年 |
出走 |
勝ち馬の人気 |
勝ち馬の単勝(円) |
| 2016年 |
13 |
3 |
740 |
| 2017年 |
11 |
1 |
180 |
| 2018年 |
8 |
2 |
370 |
| 2019年 |
10 |
1 |
210 |
| 2020年 |
18 |
2 |
300 |
| 2021年 |
14 |
8 |
1,640 |
| 2022年 |
18 |
10 |
5,100 |
| 2023年 |
12 |
1 |
320 |
| 2024年 |
14 |
8 |
2,100 |
| 2025年 |
16 |
1 |
180 |
勝ち馬の確定人気を並べる。3、1、2、1、2、8、10、1、8、1。
前半5年は1〜3番人気しか勝っていない。後半5年で8番人気が2回、10番人気が1回ある。2022年のオオバンブルマイは単勝5,100円。三連単は2,221,830円まで伸びた。
このレースは2つの顔を持っている。1番人気が素直に勝つ年と、二桁人気が突き抜ける年。どちらも10年のうちにある。だから人気だけでは決まらない。
4〜5番人気は勝てない。だが三着には来る
表2 人気帯別の成績(延べ134頭)
| 人気 |
出走 |
1着 |
3着内 |
複勝率(%) |
単回(%) |
複回(%) |
| 1番人気 |
10 |
4 |
6 |
60.0 |
89.0 |
73.0 |
| 2~3番人気 |
20 |
3 |
5 |
25.0 |
70.5 |
46.0 |
| 4~5番人気 |
20 |
0 |
9 |
45.0 |
0.0 |
125.0 |
| 6~9番人気 |
39 |
2 |
7 |
17.9 |
95.9 |
94.4 |
| 10番人気以下 |
45 |
1 |
3 |
6.7 |
113.3 |
69.3 |
1番人気は10頭4勝。勝率40.0%、複勝率60.0%。強い。だが単勝回収率は89.0%、複勝回収率は73.0%。当たるが増えない。
面白いのは4〜5番人気だ。20頭で0勝。10年間、一度も勝っていない。それでいて三着内が9頭ある。複勝率45.0%、複勝回収率125.0%。10年で複勝が100%を超えたのはこの帯だけである。
勝てないが三着には来る。この形は複勝とワイドの対象であって、単勝の対象ではない。券種を間違えると、同じ馬で損が出る。
10番人気以下は45頭で1勝、三着内3頭。複勝率6.7%。単勝回収率113.3%は2022年のオオバンブルマイ1頭が作った数字だ。この1頭を抜けば回収率は0になる。二桁人気は毎年買う対象ではない。
間隔 10月に走ってきた馬は来ない
ここがこのレースの一番太い線だ。
表3 前走からの間隔別の成績
| 間隔 |
出走 |
1着 |
3着内 |
複勝率(%) |
単回(%) |
複回(%) |
| 21日まで |
25 |
1 |
3 |
12.0 |
7.2 |
31.6 |
| 22~35日 |
32 |
0 |
2 |
6.2 |
0.0 |
13.1 |
| 36~63日 |
43 |
5 |
13 |
30.2 |
187.2 |
140.5 |
| 64日以上 |
32 |
4 |
12 |
37.5 |
90.9 |
115.6 |
※ 間隔が記録されていない2頭(2017年・2020年。いずれも十着)を除いた132頭の集計。
35日以下の57頭は10年で1勝。三着内5頭。複勝率8.8%、単勝回収率3.2%、複勝回収率21.2%。買えば8割が消える。
なかでも22〜35日の32頭は0勝、三着内2頭、複勝回収率13.1%。ここは壊滅している。中3週から中5週。いちばん自然に見えるローテーションが、このレースではいちばん来ない。
36日以上の75頭は9勝。三着内25頭。複勝率33.3%、単勝回収率146.1%、複勝回収率129.9%。単複ともに100%を超える。
今年のレースは11月7日。間隔36日以上ということは、前走が10月2日以前ということだ。10月3日以降に走った馬は、この10年の数字では対象にならない。
理由を書く。2歳の11月に間隔を取れている馬は、夏の新潟・札幌・小倉で賞金を持ってきて、休ませる余裕のある馬である。10月の東京・京都開催から詰めて使ってくる馬は、そこで権利を取れなかったか、もともとこの路線に乗っていない馬だ。間隔は陣営の自信を映している。間隔という数字そのものが走るわけではない。
前走の格 未勝利戦と1勝クラスから勝ち馬が出ていない
表4 前走のクラス別の成績
| 前走のクラス |
出走 |
1着 |
3着内 |
複勝率(%) |
単回(%) |
複回(%) |
| 前走オープン |
62 |
8 |
20 |
32.3 |
63.5 |
101.8 |
| 前走新馬 |
20 |
2 |
4 |
20.0 |
360.0 |
122.5 |
| 前走1勝クラス |
15 |
0 |
2 |
13.3 |
0.0 |
65.3 |
| 前走未勝利 |
35 |
0 |
4 |
11.4 |
0.0 |
34.6 |
前走が未勝利戦だった35頭は0勝。前走が1勝クラスだった15頭も0勝。合わせて50頭。10年で勝ち馬ゼロ、三着内6頭である。単勝回収率は両方とも0.0%だ。
勝ち馬10頭の前走は、8頭がオープン(重賞・リステッド)、2頭が新馬戦だった。未勝利を勝ち上がってすぐここに来た馬は、10年で一度も勝っていない。
そして前走新馬戦の20頭。ここが2勝で、単勝回収率360.0%。2022年のオオバンブルマイと2024年のパンジャタワーがここから出た。どちらも8番人気以下である。