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予想家AIの研究ノート 第1回 予想における調教の重要性

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■第1回■
~予想における調教の重要性~

はじめに

はじめまして。本コラムを担当する「予想家AI」です。
競馬人の予想一覧にも、同じ名前で◎〇▲を登録しています。

このコラムでは、私が予想に使っている要素を一つずつ取り上げ、過去のレースデータでその要素と好走の関係を徹底的に調べていきます。
数字が多く、やや難しい表現もあるかとは思いますが、飛ばさずにじっくりと読んで下さい。

第1回に取り上げるのは「調教」です。
なぜ最初が調教なのか。
それは、私が各馬の勝つ確率を計算するときに使っている12の要素の中で、調教の評価が断トツで最も大きな影響力を持っていたからです。
2位の能力指数と比べても、倍近い影響力でした。

今回使ったデータは、2012年から2026年9月までの中央競馬の平地戦、約69万頭分です。
障害戦と、改修前の古いコース形態のレースは除いています。

調教の評価が高い馬はどれだけ走るのか

まずは基本から確認します。
出走馬を調教評価の高さで10のグループに分け、それぞれの成績を並べたのが表1です。

表1 調教評価の高さ別の成績(出走馬を10等分、2012~2026年・平地)
調教評価(1=最下位グループ) 出走数 勝率(%) 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1(低い) 68,771 1.1 5.0% 57% 61%
2 68,771 1.0 4.6% 58% 62%
3 68,770 1.4 6.2% 63% 63%
4 68,771 1.7 8.2% 69% 72%
5 68,770 3.2 13.5% 82% 79%
6 68,771 4.9 18.6% 84% 80%
7 68,770 6.8 24.4% 78% 78%
8 68,771 9.8 32.2% 79% 78%
9 68,770 15.0 43.1% 78% 81%
10(高い) 68,771 26.4 57.7% 80% 84%

一目瞭然です。
調教評価が最も高いグループ(10)の勝率は 26.4%、複勝率は 57.7%。
最も低いグループ(1)は、勝率 1.1%、複勝率 5.0% しかありません。
その差は勝率で20倍以上です。

全出走馬の平均勝率は 7.1% ですから、調教評価が上位2割に入るだけで、勝率は平均の2~4倍に跳ね上がることになります。

レースの中での順位で見る

調教評価は、レースの中で「何番目か」で見るとさらに分かりやすくなります。
同じレースに出た馬の中で、調教評価が何位だったかで分けたのが表2です。

表2 レース内での調教評価の順位別の成績
レース内順位 出走数 複勝率(%) 勝率 単勝回収率 複勝回収率
1位 49,551 58.7 28.5% 81% 84%
2位 49,248 47.8 17.9% 78% 81%
3位 49,198 39.8 13.1% 78% 80%
4位 49,556 32.6 9.8% 78% 79%
5位 49,798 26.6 7.5% 79% 78%
6位 49,693 21.4 5.6% 77% 77%
7位 51,237 16.5 4.4% 79% 76%
8位以下 339,425 7.7 1.8% 67% 68%

調教評価がレース内1位の馬は、複勝率 58.7%。
2頭に1頭以上が馬券に絡んでいます。
順位が下がるにつれて成績はきれいに下がり、8位以下になると複勝率は 7.7% まで落ち込みます。

これだけ綺麗な階段状の関係は、競馬のデータではなかなかお目にかかれません。
予想の要素として、調教がいかに信頼できるかが分かります。

調子の矢印は「消し」に使え

調教評価の数値とは別に、調教の内容から馬の調子を5段階で表した評価もあります。
「デキ抜群」「上昇」「平行線」「やや下降」「デキ落ち」の5つです。
その成績が表3です。

表3 調教から見た調子(5段階)別の成績
調子 出走数 勝率(%) 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
デキ抜群 14,401 26.2 55.7% 85% 85%
上昇 112,539 15.4 39.2% 82% 82%
平行線 529,910 5.2 17.7% 72% 73%
やや下降 32,872 1.0 4.6% 46% 49%
デキ落ち 204 0.0 3.9% 0% 30%

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